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花粉症に対する舌下免疫療法

 最近、スギ花粉症に対する「舌下免疫療法」が話題になっています。花粉症の原因になっているスギのエキス(液状)を舌の下に含み2分間保持した後に飲み込むことを毎日、2~3年続けることによって、アレルギー体質を改善するという治療法です。今までもスギのエキスを皮下に注射する「皮下免疫療法」という治療法は広く行われてきたのですが、舌下免疫療法には、「痛くない」、「家でもできる」などのメリットがあります。

 ただし、皮下注射と同様に、この治療でもアレルギーを起こす物質を身体に入れるので、ちょうどピーナツアレルギーの人がピーナツを食べた時のように、「アナフィラキシーショック」を起こす危険性もあります。「アナフィラキシーショック」というのは「全身的にアレルギー症状が生じ、生命に危機を与える血圧低下や意識障害といった重篤な状態をひきおこすこと」を言います。これには、皮膚症状(湿疹など)、呼吸器症状(呼吸困難など)、循環器症状(血圧低下、意識障害など)、持続する消化器症状(腹痛、嘔気など)が含まれます。その意味では命がけの治療ということになるのですが、そのような副作用が起きる確率は非常に低いとされています(だからこそ、自宅でもできることになっているのです)。

 ただし、このようなリスクが完全に否定できないため、喘息やアトピー性皮膚炎のひどい方に関しては、より慎重に考えるべきだとされている他、服薬後2時間は運動、アルコール摂取、入浴を控える必要があります。また副作用は投与後30分以内に起きやすいと言われているため、初回の服用はクリニックの中で行い、院内で30分間様子を見させていただくようにしています。

 また、アレルギー反応が強く出ているときに免疫療法を行うとアナフィラキシーショックがおきやすいと言われていることから、スギ花粉症に対する免疫療法の開始時期はスギの花粉飛散終了後から11月いっぱいまでとされております。

 さらにダニアレルギーに対しても舌下免疫療法ができるようになっております。こちらは口の中で溶ける錠剤を1分間、口内に保持していただいた後に飲み込むものです。こちらもスギと同様にアナフィラキシーショックを生じる可能性がありますので、初回は院内で行うことにしております。

 いずれも12歳以上の方が対象ですが、少なくとも2-3年続けなければならない治療ですので、ある意味、根性が必要な治療と言えるかもしれません。

耳鼻咽喉科いのうえクリニック

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