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咽喉頭異常感症

 「喉に何かつまった感じがする」、「唾液を飲むときに何かある感じがする」ということで耳鼻科を受診される方は比較的多いように思います。のどの奥を患者さん自身が直接見ることができないので、異常を感じると「癌ができてしまったのではないか」と疑心暗鬼になり、余計に不安が募ってしまうのだと思います。多くの場合は喉の粘膜や舌の奥のリンパ組織(咽頭扁桃や舌扁桃など)の炎症が異常感の原因になっているのですが、実際に腫瘍が見つかることもなくはありませんので、気になる方は一度耳鼻科を受診されることをお勧めします。特に頸のリンパ腺が腫れている場合には、癌細胞の転移など、検査が必要な場合がありますので確認しておくべきだと思います。

 上記のような疾患以外にも、貧血、加齢に伴う背骨の変化、前縦靱帯骨化症、食道癌、胃癌、逆流性食道炎、甲状腺腫瘍などによって「喉の異常感」を感じることがあります。

 例えば貧血の状態が続くと、食道にひだ状の突起ができることから、「喉に何かつまった感じがする」ことがあります。これをPlummer-Vinson症候群と呼び、貧血の治療をすると違和感が取れていくことが多いようです。一方、加齢に伴って背骨に骨のでっぱり(骨棘)が生じることがあります。これが食道を圧迫するために「唾液や食事を飲むときに何かある感じがする」というわけです。この場合、骨棘を除去する手術を行うこともありますが、手術に伴うリスクが大きいので、よほどのことがない限りお勧めしないことが多いように思います。

 一方、甲状腺など食道の周囲の組織にできた腫瘍が圧迫することで「何かつまった感じがする」ことがあります。この場合には、腫瘍が悪性である可能性を考慮して、血液検査やCTなどによる精密検査が必要です。

 さらに、食道や胃の病気(逆流性食道炎や食道癌、胃炎など)によっても「喉に何かつまった感じがする」ことがありますので、バリウムや胃カメラの検査をしばらくやっていない方は、念のため内科にも相談されるとよいと思います。

 また、狭心症や心筋梗塞の前兆として、「喉がつまったような感じ」を生じることがありますので、中高年以降の方で心電図検査をしていない場合には注意が必要です。

 「咽喉頭異常感」を訴える患者さんに対して、当院では直径3mmの細い内視鏡で鼻から喉の奥(喉頭から食道の入口まで)を詳細に観察させていただくようにしています。鼻に粘膜を収縮させる薬と、キシロカインという局所麻酔薬を鼻にスプレーしてから内視鏡を挿入することで、あまり辛くなく検査ができます。また、検査画像は画像ファイルとしてコンピュータに取り込み、検査後すぐにご説明するようにしております。なお、咽頭が敏感な方は内視鏡の刺激で気持ちが悪くなることがありますので、内視鏡を希望される場合には、受診前に食事をひかえてご来院なさるようお願いします。

耳鼻咽喉科いのうえクリニック

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