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耳のかゆみと外耳道疾患

耳の孔の外側1/3の部分(軟骨部外耳道と呼ばれます)は、顔や手足と同様の皮膚で覆われており、毳毛と呼ばれる毛が生えている他、皮脂腺や耳垢腺(汗を作る汗腺の一種)などもあります。そのため、いわゆる「お肌のトラブル」が耳の中にも起きるのです。昔から、蚊に刺されてかゆくなっても「掻くと、もっと痒くなるから掻いちゃダメ」と言われていますが、皮膚は掻く刺激によってさらに傷ついて炎症がひどくなり、場合によっては傷ついた皮膚から染み出る浸出液でジクジクするようになります。この部分をあまり清潔でない耳かきや楊枝などでさわると、これらの先についている細菌を傷に塗りつけることになり、その結果として臭い耳漏を生じたり、痛みを伴う「外耳炎」になってしまいます。

お子さんの耳がジクジクして臭いといって受診される方の多くは、綿棒でお子さんの耳を毎日のように掃除しているようです。通常は耳垢の掃除を頻繁にする必要はなく、むしろお子さんの弱い皮膚を傷つけてしまうので、あまり耳を触らないようにお願いします。

外耳道真菌症(黒い点はカビの胞子)
外耳道真菌症(黒い点はカビの胞子)

また、ジクジクした状態が続くと、耳の中にカビが生えてくることがあります。これを「外耳道真菌症(真菌性外耳道炎)」と言います。カビの種類は多様ですが、ミズムシの原因にもなる「カンジダ」と、「アスペルギルス」の頻度が高いようです。耳の中は暗く、風通しも良くないのでカビが繁殖しやすく、一度感染すると、なかなか厄介です。一般の外耳炎は細菌が原因であることが多く、その治療には抗生物質(抗菌薬)が使われますが、カビには抗生物質は効かないばかりか、周囲の細菌が死滅することでカビの勢いが増すことがありますので、抗生物質の点耳薬は漫然と使い続けないようにして下さい。

一方、頻度は50~100万人に1人と大変少ないのですが、外耳道癌、中耳癌といった耳の癌もあります。初期には、外耳道湿疹や外耳炎と区別がつかない場合も多いので、耳に不調を感じるときにはなるべく早めの受診をお願いします。

なお、当院では耳の診察に際して顕微鏡を用いて鼓膜の状態を観察し、モニター画面上で患者さんにお見せするようにしておりますので、ご自身の耳が気になる方は、是非その旨お申し出ください。

耳鼻咽喉科いのうえクリニック

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