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インフルエンザと予防接種

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって生じる急性感染症で、咽頭痛や咳、悪寒、発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛をおこす疾患です。11月中旬ごろから流行が始まり、1~3月に感染者数のピークを迎え、4~5月に収まるというパターンが一般的でしたが、最近は地球温暖化のせいか、時季外れの発症もみられるようになってきました。

咳やくしゃみなどによる飛沫感染が主な感染経路といわれており、かなり感染力が高いことから、学級閉鎖の原因になることも少なくありません。予防対策として、体調管理を充分にする、人混みを避ける、部屋の湿度を50~60%に保つ、換気を頻回に行う、マスクを着用するなどの方法が挙げられていますが、これらによっても確実に感染が防げるわけではありません。インフルエンザでは、感染者と接触してから症状が起きるまでの潜伏期間は1~2日と言われています(1週間程度の場合もあるようです)。また、感染者が他人にうつす可能性があるのは発症の前日から症状が軽快して2日後までと言われていますので、熱が下がっても2日間は通勤、通学は控えていただくことになります。

症状からインフルエンザが疑わしい場合には、専用の綿棒で鼻から鼻汁を採取させていただきインフルエンザ診断キットを用いて診断を確定します。インフルエンザ陽性の場合にはタミフル、リレンザ、イナビルなどの抗ウイルス薬を投与しますが、これらの薬では効果のある時期が限られていること(発症後48時間以内)、副作用があること(若年者がビルから飛び降りた事件は有名です)から注意が必要です。

インフルエンザウイルスには、A型、B型、C型の3つがあり、特にA型は感染力が高く、症状も重篤になりやすいと言われています。また、高齢者や心臓、腎臓、呼吸器に障害のある方、免疫機能に異常のある方では症状が重症化しやすいため、予防接種が勧められています。インフルエンザワクチンはウイルスを分解・精製した成分を皮下注射することで体内に抗体を作り、ウイルスに対する抵抗力をつけるものです。ただし厄介なことにインフルエンザウイルスは変異を起こすので、ワクチンもそれに応じて変える必要があります。そのため研究者たちは毎年、様々なデータを基に翌年に流行するウイルスの種類を予測してワクチンを製造しています(ただし、予想通りのウイルスが流行するかどうかについては確実ではないために、「インフルエンザワクチンには意味がない」という意見もありますので、そのメリット・デメリットを主治医とよく相談して下さい)。

なお、一般にインフルエンザワクチンは接種後2週間から効果が出始め、3~5か月間効果が持続すると言われていますので、ワクチンを接種するのであれば10月下旬から、遅くとも年内までに受けられるのがいいように思います。当院でも、3歳以上の方であればワクチン接種が可能ですので、ご希望の方は受付にお申し出ください。

なお、以下に該当する方のワクチン接種には注意が必要です。
1)心臓血管系疾患、腎疾患、肝疾患、血液疾患などの病気のある方、
2)前回の予防接種で2日以内に発熱や、全身の発疹が生じた方、
3)過去にけいれんの既往のある方、
4)過去に免疫不全と言われた方、
5)気管支喘息のある方、
6)卵、鶏肉などにアレルギーのある方。

耳鼻咽喉科いのうえクリニック

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TEL:03-3329-8733

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1,335の疾患・症状とジェネリックを含む治療薬を網羅したオンライン教科書「今日の臨床サポ ート」中で「聴神経腫瘍」の記事を執筆しています。
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